【2019年8月11日更新】国内ゴルファーの約6割が会員!GDO最新決算情報から読み解くビジネス状況と今後の成長戦略!前編

おすすめゴルフアプリドットコム_GDOの財務状況と戦略 決算情報に見るゴルフ関連各社の戦略
おすすめゴルフアプリドットコム_GDOの財務状況と戦略

さて、殺人的な暑さが続いておりますね。ゴルファーのみなさまにおかれましては、脱水・熱射病などくれぐれもご注意いただきますようお願い申し上げます。

おすすめゴルフアプリドットコム_全国の天気
おすすめゴルフアプリドットコム_全国の天気。恐怖を感じます。

GDOといえば、ゴルファーで聞いたことが無い方はあまりいないのではないでしょうか。当おすすめゴルフアプリ .comも過去にゴルフスコア管理アプリとして、ゴルフ・ダイジェスト・オンラインアプリを取り上げさせていただきました。2019年5月13日に2019年1Qの決算発表もありましたので、今日はいつものゴルフアプリ 紹介とは趣向を変えて、GDOの決算情報を読み解いてみたいと思います。

おすすめゴルフアプリドットコム_GDO直近3年の売上/営業利益構成
おすすめゴルフアプリドットコム_GDO直近3年の売上/営業利益構成

まず、初めに直近3年間の業績を見てみましょう。

売上高は順調に伸びており、2019年12月時点で売上は右肩上がりで2017年に200億円を突破しています。一方で営業利益率は2017年から2018年にかけて5%後半から3%台まで下がっていますが、こちらは何があったのでしょうか。事業の構成から紐解いていきたいと思います。

おすすめゴルフアプリドットコム_GDOセグメント別売上高(単位:百万円)
おすすめゴルフアプリドットコム_GDOセグメント別売上高(単位:百万円)
おすすめゴルフアプリドットコム_GDOセグメント別営業利益(単位:百万円)
おすすめゴルフアプリドットコム_GDOセグメント別営業利益(単位:百万円)

まず、GDOのセグメントは2018年の第四四半期から単一セグメントの「ゴルフビジネス」から「国内」「海外」の2セグメントにセグメントを分けたとのことです。セグメント別の売上高、営業利益はそれぞれ、国内が約250億、海外が約15億と海外事業が約6%を占めています。営業利益、営業利益率ベースでは、国内:5.45%、海外:-38.96%(営業損失)となっており、国内はそこまで2017年と変化がなかったが、海外の営業損失により連結での営業利益率が下がっているように見えているですね。

次に、財務状況を見ていきましょう。

おすすめゴルフアプリドットコム_GDO直近3年の自己資本比率
おすすめゴルフアプリドットコム_GDO直近3年の自己資本比率

まず、バランスシートより。

2016年、2017年と約60%近くあった自己資本比率が、2018年になって約35%近くまで下がっています。これは、GDOが買収したアメリカの会社GOFTECの資産が追加されたことが主な要因となっているようです。自己資本比率は35%程度まで下がっていますが、一般的な目安として、

~10%……倒産の危険が非常に高い
10~20%……倒産の危険あり
20~40%……一般的な水準
40%以上……安定している

https://sogyotecho.jp/bs-7checkpoints/

だったりもしますので、特に経営やサービスの提供水準を脅かすレベルでの悪化ではないでしょう。

おすすめゴルフアプリドットコム_GDO直近3年のキャッシュ・フロー(C/F)
おすすめゴルフアプリドットコム_GDO直近3年のキャッシュ・フロー(C/F)

続いて、キャッシュフローを見てみます。直近3年のトレンドとしては、2016年に急激に財務活動の支出が増えています。決算短信によれば、これは有形固定資産の取得と、無形固形資産(ソフトウェア)による支出とのことです。2015年はキャッシュフローの合計が約13億円マイナスになっていましたが、2018年からはプラスに転じているみたいですね。

おすすめゴルフアプリドットコム_GDO_時価総額
おすすめゴルフアプリドットコムGDO時価総額

最後に直近の時価総額についてみてみます。2019年8月8日時点の株価は568円で、時価総額は104.71億となっています。株価は2018年以降やや下降トレンドにあるみたいですね。

(後編の戦略編に続きます)