【2019年9月1日更新!】1人予約ランドの成長が拡大中!最新有報/決算情報から読み解くバリューゴルフのビジネス状況と今後の成長戦略!前編

おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフアイキャッチ 決算情報に見るゴルフ関連各社の戦略
おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフアイキャッチ

さて、バリューゴルフといえば、2010年4月から始まった一人予約ランドが有名です。開始当初は1つしか予約できなかったコースも、徐々に数が増えていき2018年9月にはなんと1,000コースを突破したようです。ゴルフユーザーとしては、ラウンドできる選択肢が増えて嬉しい限りですね。

おすすめゴルフアプリドットコム_一人予約ゴルフHP(一人予約ゴルフの公式HPより)

なお、1人予約ゴルフ用のアプリはまだないようです。予約が中心なのでスマートフォンサイトでもできるのと、もしかするとやや年代の高めの方が利用者では多いのかもしれないですね。2019年3月14日に2019年1月期の決算発表もありましたので、今日はバリューゴルフの決算情報を読み解いてみたいと思います。

直近3年の業績推移は?

おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフ直近3年の売上/営業利益構成
おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフ直近3年の売上/営業利益構成

まず、初めに直近3年間の業績を見てみましょう。

売上高は2017-2018比較で196%、2018-2019比較で147%と順調に伸びており、2019年の売上は40億円を突破しました。営業利益率は5%前後で、2018年から2019年にかけて5.3%から2.9%に下がっています。事業の構成を紐解きたいと思います。

セグメント構成は?

おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフセグメント別売上高
おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフセグメント別売上高
おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフセグメント別売上高
おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフセグメント別売上高

まず、バリューゴルフのセグメントは

  • ゴルフ事業
  • トラベル事業
  • プラットフォーム

の二セグメントから成り立っています(2018->2019でセグメント名称を変更)。

中身を見ると、売上高、営業利益共に

  • ゴルフ事業 > トラベル事業

となっています。

負債と資産の関係は?

おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフ直近3年の自己資本比率
おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフ直近3年の自己資本比率

次に、財務状況を見ていきましょう。

まず、バランスシートより。

2018年から2019年で負債と純資産が増額しつつも、自己資本比率に大きな変動は見られません。自己資本比率は安定して高い状態を保っているようです。

キャッシュフローの推移は?

おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフ直近3年のキャッシュ・フロー(C/F)
おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフ直近3年のキャッシュ・フロー(C/F)

続いて、キャッシュフローを見てみます。直近3年のトレンドとしては、2019年に大幅に営業活動によるキャッシュフローがマイナスになっていますね。

気になる直近の株価は?

おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフ株価
おすすめゴルフアプリドットコム_バリューゴルフ株価

最後に直近の時価総額についてみてみます。2019年8月29日時点の株価は1445円で、時価総額は約25.9億円となっています。株価は2018年1月以降下降トレンドにあるみたいですね。

(後編の戦略編に続きます)